耳抜きの方法と出来ない時の対処法
ダイビングを始めるなら知っておくべき「耳抜き」
ダイビングは、水中で呼吸することができるように特殊な器具を装着して行うスポーツです。
そのため、器具の使い方やメンテナンス、水中での安全な行動などを学ぶ必要があります。
また、基本的な知識や技術を身につけるためには、ダイビングスクールに通ってライセンスを取得するのが一般的です。
ライセンスを取得することによって、世界中のダイビングスポットで水中の魅力を楽しむことができます。
しかし、ダイビングを始める前に、まず知っておかなければならないことがあります。
それは、「耳抜き」です。耳抜きとは、耳管を開くことで中耳に空気を送り込み、圧力差を解消するために使用されます。
耳抜きをしないと、耳の痛みや聞こえにくさ、最悪の場合は内耳の損傷などのトラブルになる可能性があります。
耳抜きの方法は?
耳抜きの方法をいくつか紹介します。
- バルサルバ法:最も一般的な方法で鼻をつまんで息を吐くことで、鼓膜にかかる圧力を均等にする方法です。口から息を軽く吸って口を閉じ、鼻をつまんで力みを加えます。力むときは耳を痛めないように始めて徐々に強めていきます。
- フレンツェル法:息を吸って口を閉じ、鼻をつまんで舌の根元を上あごにつけます。声門が閉じた状態で喉に力を入れ、声が出なくなった状態です。
- トゥインビー法:鼻をつまんでつばを飲み込み、耳のあたりで何かが動く感覚があります。
これらの方法は地上や飛行機内でも使えますが、ダイビング中には特に重要です。ダイビング前には地上で耳抜きがスムーズに出来るように練習しておくことがおすすめです。「パッ」または「ピッ」の音が聞こえるか確認することで、耳管が開いているか確認できます。
また、耳の裏や首をほぐしておくと良いでしょう。
耳抜きがうまくできないときは?
耳抜きがうまくできないときは、以下のような対処法があります。
1.水深を上げてみる。耳抜きができない原因の一つは、水深が急激に変わったことによる圧力差です。その場合は、少し浅いところに戻ってみると、圧力差が小さくなって耳抜きがしやすくなります。
2.頭を動かしてみる。耳抜きができない原因の一つは、耳管に粘液や水分が詰まっていることです。その場合は、頭を左右や上下に動かしてみると、耳管の位置や形が変わって開く可能性があります。
3.嚥下(えんげ)する。嚥下するというのは、飲み込むということです。嚥下すると、口から喉への空気の通り道である咽頭(いんとう)に圧力がかかります。その圧力が耳管に伝わって開くこともあります。
以上、ダイビング初心者向けの耳抜きの方法と対処法を紹介しました。
ダイビングは楽しいスポーツですが、安全に楽しむためには正しい知識や技術が必要です。
もし不安や疑問があれば、医師や専門家に相談することをお勧めします。
ぜひこの記事を参考にして、ダイビングの世界を満喫してください。