体験ダイビングではなくダイビングライセンス取得をおすすめする理由

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ダイビングの世界に足を踏み入れる際、体験ダイビングとダイビングライセンス取得コースの違いを理解しておくことが重要です。

それぞれのメリットとデメリットを考慮して、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

目次
  1. 体験ダイビングとは
  2. ダイビングライセンスのメリット
  3. ダイビングライセンス取得コース
  4. ダイビングの危険性
  5. 安全に楽しむためのポイント
  6. どちらを選ぶべきか

体験ダイビングとは

体験ダイビングとは、スキューバダイビングを「体験」できるコースでダイビングライセンスを持っていない人向けのプランです。

水中の楽しさを体験したい人や、ダイビングの雰囲気を知りたい人に向けて提供されています。

インストラクターに徹底的にサポートしてもらいながら、水中の楽しさを味わうことができます。

器材の使い方やハンドシグナルなどを覚え、水面で呼吸や耳抜きの練習をしてから海に潜ります。

水深は5メートル程度で、潜る時間は一般的に30~40分です。

体験ダイビングの費用はショップや潜る本数によって異なりますが、1本のみの場合、平均的には8,000~12,000円前後です。

ダイビングライセンスのメリット

ダイビングライセンス(Cカード)を取得することで、日本だけでなく世界中の海でダイビングを楽しむことができます。そのため、旅行先でダイビングを楽しむことができます。

PADI、SSI、NAUI、CMASなどの指導団体のCカードは世界中に認知度が高いため、ほとんどの国で有効です。

一度取得すれば一生有効な資格で、ダイビングの魅力をより深く味わえます。

ダイビングの本当の楽しみを味わうなら、ぜひ取得したいライセンスです。

ダイビングライセンス取得コース

ダイビングライセンス取得コースでは、Cカードが取得できる講習を受けます。

講習を受けることで世界中の海でダイビングが楽しめるようになります。

一定の学科講習、海洋実習を受け、最大水深18メートルまでのダイビングが可能になります。

ライセンス取得コースは、ダイバーとして自立したスキルを身につけるためのプログラムです。

ダイビングの危険性

ダイビングは、水中という非日常の世界を楽しめるスポーツですが、注意が必要な危険性も存在しています。

以下にダイビング事故の原因と対処法をいくつか紹介します。

1.エア切れ:ダイビング中にエアがなくなった場合、バディにハンドシグナルを出して予備の空気源(オクトパス)をもらいましょう。バディが近くにいない場合は、近くのダイバーにハンドシグナルを出してエアをもらいましょう。緊急スイミングアセントで浮上することも選択肢の1つです。

2.パニック:水中で急に不安を感じることがあります。大きく深呼吸をして落ち着きましょう。バディやガイドの腕につかまる等して静止して呼吸を整えましょう。不安が残る場合はダイビングを中止しましょう。

3.水中で迷子:ガイドやバディとはぐれた場合、まずは周囲を一分間探してみて、見つからなければ水面に浮上します。ずっと水中で探し回るとエアを無駄に使い、事故につながることもあります。

4.器材のトラブル:マスクやレギュレーター、フィンなどの器材トラブルが発生することがあります。日頃から器材のメンテナンスを行い、正しい使い方をしましょう。

5.漂流:ドリフトダイビングの場合、潮の流れによって思いもよらない場所まで流されることがあります。グループでまとまり、ボートを待つことが基本です。

6.ダウンカレント:強い流れに巻き込まれると深場に引き込まれていきます。BCDに空気を入れて近くの岩礁に近づくことを試みましょう。

7.急浮上による減圧症:水圧の高い場所から急浮上すると、血中の窒素が影響を及ぼし、減圧症になる可能性があります。安全停止を行い、ゆっくり浮上しましょう。

8.酸欠:潜水中に酸欠になって意識を失うことがあります。体調が急変した場合はすぐにインストラクターに報告しましょう。

9.体調不良での潜水:体調が悪い状態で潜ると、体調が急変することがあります。体調不良を申告せずに潜ることは避けましょう。

安全に楽しむためのポイント

ダイビングを楽しむ際には、安全に注意を払うことが重要です。

以下はダイビングを楽しむためのポイントです。

1.体調管理をしておく:ダイビング前には十分な睡眠を確保し体調を整えておきましょう。風邪や体調不良の場合はダイビングを中止しましょう。持病がある場合には特に注意が必要です。

2.無理はしない:ダイビング中は無理をせず、自分の体力やスキルに合った範囲で楽しみましょう。深い場所や流れのあるポイントは特に注意が必要です。

3.装備の確認:マスク、フィン、BCD、タンクなどの装備を確認しましょう。故障や不具合があれば修理または交換してください。

4.基本スキルを習得する:耳抜きやマスククリアなどの基本スキルを習得し、トラブルに対処できるようにしましょう。

どちらを選ぶべきか

体験ダイビングは手軽で気軽に始められますが、ライセンス取得コースを受講することで、より深くダイビングの世界を楽しむことができます。

ダイビングライセンス取得コースでは体験ダイビングよりも詳しくダイビングに関する知識やスキル、水中でのトラブルへの対処法など学ぶ為、ダイビングに不安がある人はライセンス取得コースの方が良いと思います。

自分の目的や予算、時間などを考慮して、体験ダイビングかライセンス取得コースかを選びましょう。

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東京都在住の会社員 / 一児のママ / ダイブマスター(PADI) / 潜水士 / 一級小型船舶 / 特殊小型船舶
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